皆さんご存知だと思いますが、熱帯魚の中には淡水と海水で生息する魚達がいて、カクレクマノミは海水で生息する熱帯性海水魚です。
学名はAmphiprion ocellaris、英名ではClown anemonefish、スズメ目スズメダイ科クマノミ亜科に属する一種。
クマノミの仲間は28種で、日本近海では6種のクマノミが生息、南は沖縄から九州・四国~和歌山、北は伊豆・房総半島までの太平洋側で、カクレクマノミは沖縄で生息しています。
クマノミの寿命は一般的に10年~20年と言われていますが、ギネス記録では43年というのもあり、寿命に関しては確かな答えがありません。自然界で生息するクマノミは比較的寿命が長いようですが、水槽飼育では5年位が寿命ではないかと思われます。もちろん飼育次第では、10年~15年と寿命が延びる可能性はあります。
クマノミはイソギンチャクに数匹で共生しており、その中の最大のクマノミがメス、2番目に大きいクマノミがオスでペアとなりますが、その時メスが死ぬとオスがメスに性転換し、三番目に大きいオスのクマノミとペアになります。
クマノミの繁殖は自然界ではイソギンチャクに産卵し、オスのクマノミが卵の世話をして約10日程でふ化します。
海水魚飼育では水槽内の海水を上手く育てることが重要で、人間が酸素を必要とするように、クマノミには水質の良い安定した水槽環境が必要となります。